安倍首相「体調は大丈夫」自民幹部らと相次ぎ面会

　安倍晋三首相は公務再開２日目の２０日、官邸で自民党の岸田文雄政調会長や梶山弘志経済産業相らと相次ぎ面会した。１９日に続き午後に東京都内の私邸から官邸入り。岸田氏によると、首相は自身の体調について「大丈夫だ」と語った。　首相は官邸到着時、待ち受けた記者団に右手を上げて「お疲れさま」と声を掛けた。岸田氏は首相に「体に気を付けていただきたい。皆さんが、休養を取るべきだと言っている」と伝達。首相は「ありがとう」と応じた。経済対策や新型コロナウイルスのワクチン開発も話題に上った。終了後、岸田氏は記者団に「普通のやりとりだった。ただ首相は疲れがたまっていると想像する」と述べた。　梶山氏は首相の様子を巡り「元気そうだった。よく話をされていた」と記者団に説明した。　首相に近い自民党の甘利明税制調査会長は２０日の共同通信のインタビューで「休めば問題ない。体調を戻してもらいたい」と述べた。　自民党は、２５日に予定していた首相や党幹部が出席する党役員会を取りやめた。　官邸によると、首相は１７日、東京・信濃町の慶応大病院で「日帰り検診」を受診した。