小泉元首相も来た！五木ひろし半年ぶりライブ

２月以来半年ぶりとなるライブを開いた五木ひろし＝東京・墨田区のすみだトリフォニーホール（Ｃ）堀田力丸【拡大】

　歌手、五木ひろし（７２）が２０日、東京・墨田区のすみだトリフォニーホールで、コロナ禍の影響で今年２月以来半年ぶりとなるライブを開いた。　新日本フィルオーケストラをバックに、新曲「遠き昭和の…」を含め、代表曲「よこはま・たそがれ」「山河」など全１４曲を熱唱。情感豊かなつやのある歌声で、約７００人を魅了した。　　「コロナ禍に加え猛暑で熱中症の恐れもある毎日ですが、多くの方にお越しいただき感謝の気持ちでいっぱいです」と感無量の表情。「歌を通じて少しでも元気と希望を届けられればと思います」と頭を下げた。　客席には親交のある小泉純一郎元首相（７８）の姿も。「千曲川」を歌う際、五木が「この歌は小泉さんもお好きですよね」と話しかけると、小泉氏は「カラオケで歌っています」とごきげんで返答。すかさず五木が「今は気をつけて楽しんでいただきたいと思います」とやんわり助言、会場は温かい笑いに包まれた。　五木は今月２６日、初めて後輩歌手たちのヒットソングを集めたカバーアルバム「演歌っていいね！」を発売。９月１、２日には東京・浅草公会堂でコロナ禍の歌手にとって参考となるよう配慮したライブを開催、ニューアルバムからの歌も初披露する。