全員に勝利経験“天才キラー”井上九段が藤井二冠、ひふみん、羽生九段を徹底比較/将棋

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全員に勝利経験“天才キラー”井上九段が藤井二冠、ひふみん、羽生九段を徹底比較/将棋
今年2月18日の王位戦挑戦者決定リーグで、藤井二冠は羽生九段に快勝した【拡大】

 将棋 第61期王位戦第4局第2日(20日、福岡市・大濠公園能楽堂)高校生プロで後手の藤井聡太棋聖(18)が、先手の木村一基王位(47)を80手で破り、4連勝でタイトルを奪取した。タイトル2期獲得の規定により、最高の九段に次ぐ八段に昇段した。藤井二冠は18歳1カ月で、1992年に羽生善治九段(49)が作った21歳11カ月の年少2冠保持、58年に加藤一二三・九段(80)が作った18歳3カ月の年少八段昇段を、それぞれ更新した。 井上慶太九段(56)は、第56期(1997年度)と57期(98年度)の順位戦A級で加藤一二三(80)、羽生善治(49)両九段としのぎを削り、いずれも1勝1敗。さらに2018年3月28日、王将戦1次予選で当時六段だった藤井聡太二冠(18)を下した。年少記録保持者たちに勝った数少ない棋士が、3棋士を比較、分析した。 井上九段が藤井二冠につけた黒星は、六段時代で唯一のものだった。 「私との対局時は序盤の戦いに甘いところがあったが、今は全く違う。大駒1枚分は強くなっている。羽生九段が2冠、3冠と獲得していった21、22歳の頃の強さをほうふつさせる。藤井二冠は、当時の羽生九段より2、3年成長が早いのではないか」 井上九段はプロ入りが1983年。85年にプロ入りした羽生九段を四段当時から知る。「その頃の羽生さんは、まだ粗削りでした。それに比べ、藤井さんはデビュー時からすでにまとまっていた印象」と話す。 加藤九段は最年少記録が注目されがちだが、全盛期は30代とやや遅い。62歳まで順位戦A級に在籍した「怪物」でもある。井上九段は対局でレジェンドの読みへの執念を体感した。
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[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 全員に勝利経験“天才キラー”井上九段が藤井二冠、ひふみん、羽生九段を徹底比較/将棋