上方落語「デジタル彦八まつり」9月5日配信 「涼しい部屋の中で楽しんで」

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!
上方落語「デジタル彦八まつり」9月5日配信 「涼しい部屋の中で楽しんで」
デジタル彦八まつりをPRする桂小春團治(右)と桂あやめ【拡大】

 上方落語協会(笑福亭仁智会長)は21日、Zoomで会見を開き、コロナ禍で1年延期となった「第30回彦八まつり」に代わる「デジタル彦八まつり」を9月5日に開催すると発表した。 会見した「彦八まつり」実行委員長の桂小春団治(62)は「今年は30回の節目の年にあたりますが、残念ながら新型コロナウイルスの影響で順延となり、今年は開催しない運びとなりました。ファンの皆さんには涼しい部屋の中で楽しんで」とコメント。続け「6代目、笑福亭松鶴の御命日が土曜日ということで9月5日の(デジタル彦八まつりの)開催となりました」と順延の経緯を説明した。 リーダーの桂あやめ(56)は「2日で10万人動員するような大きな祭りになり、(笑福亭)仁智会長から『なんかやらへんのか』と言われ、7月になってからぼちぼち話し始めた。疫病退散の願いを込めて、いろんなところ、いろんな風景が見られる龍おどりを届けたい。喜楽館の舞台からのZoom大喜利も中継します。来年の30回の彦八まつりを、より楽しんでいただけるようにつなげたい」と意気込みを語った。 当初、9月5、6日に節目の30回目を生国魂神社で迎える予定だったが、コロナ禍の状況をかんがみて5月に延期を決定。実行委員長は桂福団治(79)が務める予定だった。 小春団治は「外で中継する人はマウスシールドを着用するなど、感染症対策を取りながら素顔が見えるようにしたい。自宅から配信する場合は、はなし家の家が垣間見える。生活の一端がのぞき見れるのもデジタルの魅力かも。愛染さんにはじまり、彦八まつりに終わる、大阪の祭りになったと思う」と話した。 彦八まつりは、大阪落語の始祖・米澤彦八の名を後世に残すため、彦八が活躍した生國魂神社で1991年から“落語家の文化祭&ファン感謝DAY”として開催。9月の第1土曜日と日曜日に行われている。 六代目、笑福亭松鶴さんの命日の9月5日にYouTube繁昌亭チャンネルで「デジタル彦八まつり」を配信。桂米団治(61)の司会で、桂ざこば(72)や笑福亭鶴瓶(68)らが「六代目笑福亭松鶴を語る」スペシャルトークは繁昌亭夜席「彦八まつり30周年記念落語会」(18時半開演)で配信する。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 上方落語「デジタル彦八まつり」9月5日配信 「涼しい部屋の中で楽しんで」