原田大二郎、横田滋さんの無念を涙ながらに代弁

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原田大二郎、横田滋さんの無念を涙ながらに代弁
舞台挨拶で登壇した(左2人目から)少女時代の横田めぐみ役の坂上梨々愛、横田めぐみ役の菜月、横田滋さん役の原田大二郎、横田早紀江さん役の石村とも子=24日午後、東京都千代田区(撮影・三尾郁恵)【拡大】

 俳優の原田大二郎(76)、大鶴義丹(52)、安座間美優(33)らが24日、東京・永田町の憲政記念館で行われた映画「めぐみへの誓い」(来春公開、野伏翔監督)の完成披露試写会に出席した。 2010年上演の同名舞台を映画化。北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=や田口八重子さん(65)=同(22)=ら被害者と家族の苦闘を描く。 6月にはめぐみさんの父で拉致被害者家族会初代代表の滋さんが死去(享年87)。舞台に続き滋さん役の原田は「今後は滋さんの代わりに(拉致問題解決に向けて)やっていかなければいけないと強く感じている」と故人の無念を涙ながらに代弁。続けて「この映画で米アカデミー賞を獲って北朝鮮に届けたい」と作品の力を信じていた。 工作員役の大鶴は「戦後最大の悪役で最初はたじろいだが、ゆがんだ国家に対し、純粋に身を投じた男だと分析して覚悟を決めて演じた」と説明。田口さん役の安座間は自身の「ショッピングに行きたいし、NHK紅白歌合戦もみたい」というせりふを引用し、「私自身、ショッピングも紅白も大好きだし、もしそれが奪われたら…と考えながら演じました」と自由の尊さを実感していた。 めぐみさんの少女時代を演じた坂上梨々愛(13)は拉致当時のめぐみさんと同い年。演技を通じて「政治だけでなく、みんなでもっと頑張っていく問題だと思います」と話していた。 野伏監督は滋さんの妻、早紀江さん(84)に同作の完成を伝えた際、「お元気でした」と報告。試写については「怖いからごめんなさい」と断られたと明かし、「映画にかかわらず漫画でも何でも、めぐみさんが出てくる作品は怖くて見ることができないとおっしゃってました」と伝えた。 エグゼクティブ・プロデューサーの村松譲裕氏は「すべては拉致被害者奪還のためです」と制作意図を説明した。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 原田大二郎、横田滋さんの無念を涙ながらに代弁