辞任表明一夜明け、「ポスト安倍」へ動き出す カギ握るのは麻生派!?

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辞任表明一夜明け、「ポスト安倍」へ動き出す カギ握るのは麻生派!?
盟友として安倍首相を支えてきた麻生氏。後継レースのカギを握る!?【拡大】

 突然の辞任表明から一夜明けた29日、安倍晋三首相(65)は終日、東京・富ケ谷の私邸で過ごした。一方で自民党内では「ポスト安倍」を目指す動きが始まった。安倍首相の盟友、麻生太郎副総理兼財務相は「自身が総裁を目指すことはない」と明言しているが、そのうえで派の政策を実行できる候補を結束してバックアップするよう求めている。所属議員数が2番目に多い麻生派の動向が、総裁選の行方に影響する可能性がある。 早速、“次”に向けた動きが加速した。各候補は週明けにも出馬の可否を判断する見通しだ。 自民党総裁選は9月15日を軸に検討が進められ、国会議員らだけの投票となる方向。派閥力学に左右されるため、出馬に意欲を示す石破茂元幹事長の石破派(19人)には不利となる。投票方法は9月1日の総務会で決定。一部若手議員は党員・党友も投票できるように署名活動を開始した。 後継最有力とされるのは、その石破氏のほか、岸田文雄政調会長と菅義偉官房長官だ。 2018年の前回総裁選で、岸田派(47人)を率いる岸田氏は立候補を見送ったことなどから、安倍首相は岸田氏を後継の最有力候補としてきた。岸田氏はこの日、谷垣禎一前総裁の自宅を訪ねて支援を求めた。 一方、複数の派閥内では、菅氏の擁立論が浮上。自身は無派閥だが、菅氏周辺は「有事のコロナ禍への対応力と政権の継続性」を他派閥に訴え、一気に支持を広げる戦略を描く。 また茂木敏充外相や河野太郎防衛相も意欲を見せている。茂木氏が所属する竹下派(54人)の竹下亘会長は、派内の結束を重視する考えを表明。会長代行の茂木氏が「ポスト安倍」有力候補になり得るとした。 そんな中、カギを握るとみられるのが、麻生氏だ。28日夜、自身が総裁を目指すことはないとし、派の政策を実行できる候補を結束して推すよう幹部らに求めていた。 麻生派(54人)は、安倍首相の出身派閥で党内最大の勢力を誇る細田派(98人)に次ぎ、竹下派と並んで所属議員数が2番目に多い。麻生氏は安倍首相との密接な関係もある。麻生派が誰を推すかで、総裁選の行方に大きな影響を与える可能性がありそうだ。 麻生派に所属する河野氏は29日、オンライン記者会見で、総裁選について「これからしっかり考えていきたい。仲間と相談したい」と述べた。ただ、河野氏に関しては「まだ出る段階ではない」(幹部)との声が強く、河野氏はこうした情勢を考慮しているようだ。
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[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 辞任表明一夜明け、「ポスト安倍」へ動き出す カギ握るのは麻生派!?