としまえん、94年の歴史に幕 回転木馬の最終運転など「ファイナルセレモニー」

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としまえん、94年の歴史に幕 回転木馬の最終運転など「ファイナルセレモニー」
閉園の日を迎えたとしまえん。スタッフが見守る中、「カルーセルエルドラド」の最終運転が行われた=31日、東京都練馬区(撮影・酒巻俊介)【拡大】

 1926(大正15)年に開業した東京都練馬区の遊園地「としまえん」が31日、閉園の日を迎え、シンボルだった回転木馬の最終運転など「ファイナルセレモニー」で94年の歴史に幕を下ろした。跡地は防災機能を備えた公園や、人気映画「ハリー・ポッター」のテーマパークに生まれ変わる予定。 としまえんは都心からのアクセスが良く、世界初の流れるプールや、多彩な遊具で家族連れに人気だった。最終日も2世代、3世代にわたって利用した人々が訪れた。正門には「94年間愛してくれてありがとう」と書かれたプレートが掲げられ、暗くなってからも多くの来園者が記念撮影し、思い出の詰まった遊園地との別れを惜しんだ。 31日夜のセレモニーでは多くの来園者が見守る中、運営会社の依田龍也代表取締役が「ご支援いただいた全ての人に心より感謝します。としまえんがここにあったと記憶にとどめていただけたら幸いです」とあいさつした。1907年にドイツで製造され、71年から園で稼働する回転木馬「カルーセルエルドラド」が最後の運転をした後、閉園した。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) としまえん、94年の歴史に幕 回転木馬の最終運転など「ファイナルセレモニー」