ついに閉園、ありがとう「としまえん」 “ディズニーランド前世代”本社カメラマンが惜別写

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ついに閉園、ありがとう「としまえん」 “ディズニーランド前世代”本社カメラマンが惜別写
 1926(大正15)年に開業し、東京都民の憩いの場として親しまれてきた東京都練馬区の遊園地「としまえん」が31日、94年の歴史に幕を下ろした。閉園直前には、シンボルの回転木馬「カルーセルエルドラド」最終運転など「ファイナルセレモニー」が行われ、多くの人が訪れ別れを惜しんだ。跡地は防災機能を備えた公園や、人気映画「ハリー・ポッター」のテーマパークに生まれ変わる予定。エルドラドは解体されて当面、倉庫に保管されるという。 午後8時46分、電飾が消えカルーセルエルドラドが闇に沈むと、周囲を埋め尽くした数百人が次々と拍手を贈った。さらに「ありがとう」の声もあがった。 としまえんは歴史が長いだけに都民はもとより、練馬区民には特に思い入れが強い。本社の酒巻俊介カメラマン(62)は生まれも育ちも「練馬っ子」。 「としまえん近くで生まれ、物心つかない頃から何度も親に連れられてきて、成人式もここ。社会人になって取材で来るとは夢にも思っていなかった」と感無量の様子。最後の日の取材をするのは「自分しかいない」と志願、万感の思いを込めシャッターを切った。 同様に子供のころから通っているという練馬区の美術家、加藤智大さん(38)は長男の哲多君(4)を連れてきた。「当たり前のようにあったものがなくなるのはショック。最後の瞬間まで楽しみたい」。 練馬区在住の本紙50代デスクも、一人娘が保育園に通う頃から一緒に足を運んだ。「小さな子供との思い出は何ものにも代え難い。そんな大切な時間を過ごした場所は特別」としんみり語った。 東京ディズニーランド開業(1983年4月)前に10代を過ごした「ディズニーランド前世代」にはデートスポットとしても“聖地”だ。西武池袋線でアクセスできる埼玉県所沢市出身の男性管理職(51)はグループデートで何度も入園した。「ただし、ここに行くと別れるという都市伝説もあった」。
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[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) ついに閉園、ありがとう「としまえん」 “ディズニーランド前世代”本社カメラマンが惜別写