五木がコロナ禍の「ＩＴＳＵＫＩモデル」ツアーをスタート

「ITSUKIモデル」ライブの初日を終え、ニューアルバムのジャケット写真をバックに記者会見した五木＝東京・浅草公会堂【拡大】

　歌手、五木ひろし（７２）が１日、東京・浅草公会堂で今年初の単独ツアーをスタートさせた。　ツアータイトルは「ＩＴＳＵＫＩモデル　弾き語りライブ」。キャパ１０００人の客席を埋めた半数の５００人を前に、有料配信も兼ねて得意のギター弾き語りを中心に、代表曲「よこはま・たそがれ」や「長崎の鐘」、新曲の「遠き昭和の…」「３６５本のひまわり」などを熱唱した。　途中、坂本冬美（５３）もゲスト出演。坂本の歌う「また君に恋してる」に合わせてギター演奏しデュエットしたほか、五木は先月末に発売したニューアルバム「演歌っていいね！」の中からも合わせて全２０曲を歌唱。バンドはキーボード、ギター、バイオリンの３人にしぼり、じっくりと歌を聴かせて魅了した。　　公演後、会見した五木は「ステージも客席も十分にソーシャルディスタンスを取ってお客さまの安全に配慮し、来られない方のために配信もする。このＩＴＳＵＫＩモデルが歌手の皆さんの少しでも参考になれば」と説明。２日も同所で坂本をゲストに迎えて行う。　五木ひろしに改名して今年で５０周年。大みそかに例年どおりＮＨＫ紅白歌合戦が行われ、出場が決まれば連続で５０回の大台に乗る。紅白から身を引いた一回り上の同じ年男、北島三郎（８３）の史上最多記録に並ぶことについては「選んでいただければ、うれしい。そこに向けて頑張っていきたい」と改めて前を向いた。　「ＩＴＳＵＫＩモデル　弾き語りライブ」は今後、１０月５日＝茨城県立県民文化センター▼同月９日＝神奈川・よこすか芸術劇場▼同月１４日＝埼玉・川口リリア▼１１月３０日＝神奈川・相模女子大グリーンホールで行う。いずれもゲスト出演は未定。