ＡＫＢ、有観客公演を半年ぶりに再開　入場２７人に制限、名物声援も禁止

　アイドルグループ、ＡＫＢ４８が３日、東京・秋葉原のＡＫＢ４８劇場で、約半年ぶりに有観客公演を再開した。　新型コロナウイルスの感染拡大で２月２５日を最後に有観客公演を中止。３月から無観客配信公演やメンバーが自宅からトークなどをするリモート配信企画に切り替えていた。　この日は、観客は立ち見エリアを含めて収容人数２５０人の約１０分の１にあたる２７人に制限。ステージと客席は２メートル、観客間は１メートルの距離を取った。声援は禁止され、「よっしゃ、いくぞー！」などと名物の野太い声も聞こえない。ファンは拍手やペンライトなどで応援した。　出演者は通常の１６人から８人に半減。村山彩希（ゆいり、２３）は観客数が制限された状況にも前向きで、「絶対にみんなと目が合うよ！」と特別感をアピール。終演後は本紙の取材に応じ「いつもより緊張していて、拍手の音の大きさにびっくりしました。声援はなくても、ファンの方がいてくれるだけでうれしいです」と目を細めた。