西村氏、プロスポーツやイベントの観客数制限緩和近く判断へ

　西村康稔経済再生担当相は８日の記者会見で、プロスポーツの観客数の制限緩和について、新型コロナウイルス感染症対策分科会を近く開き、判断するとの考えを示した。クラシックコンサートや歌舞伎など観客らが大声を出さない屋内イベントについても一層の緩和を検討すると述べた。　西村氏は「新規感染者数の減少傾向が見えてきた」と強調。分科会での専門家の分析を踏まえた上で緩和を進めたいとの意向をにじませた。一方で、緩和による３密（密閉、密集、密接）の発生やイベント後の宴会などを通じて感染が広がる恐れがあるとして「感染防止策の議論が必要だ」とも述べた。　プロ野球とサッカーのＪリーグは上限を２万人か収容人員の５０％のどちらか少ない方に引き上げるよう求めている。