落語家、三遊亭とむ(36)、三遊亭鳳月(40)、笑福亭茶光(40)のお笑い芸人出身の落語家3人が、10月21日に東京・LOFT9 Shibuyaで「転身組落語家トークライブ」を初開催する。
とむはピン芸人、末高斗夢時代に日本テレビ系「野ブタ。をプロデュース」に亀梨和也と山下智久が演じた「修二と彰」のクラスメート役、お笑いコンビ、若月の若月徹こと鳳月は映画「ドロップ」でヤンキー役で出演。お笑いコンビ、ヒカリゴケの片山裕介こと茶光はアニメ声優としても活動。それぞれ10年以上の活動を経て、落語家に転身した。
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公演は、現在二つ目の3人が2016年10月から定期的に開催していたトークと落語の「転身組落語会」をリニューアルし、トークに特化。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、客席は最小限の60席とし、有料同時生配信も実施する。
昨年、独演会で史上初の“フライング落語”に挑戦したとむは「落語家なのにあえて落語をやらない。落語家がクロストークをすることもないし、自分たちの長所を生かしたい」と強調した。
フジテレビ系「人志松本のすべらない話」に出演したことがある鳳月は「お笑い芸人は発明が必要になるけど、稽古をすればするほど財産が増えるのが落語家。嫌なエピソードもお客さんが笑ってくれたらそれいい」とお笑い出身の強みをいかす。東西で活動する笑福亭鶴光門下の茶光は「外出自粛期間中、2歳の息子から『パパは仕事がない』と言われたけど、気にしていない。あふれ出る父性をネタにしたい」とマイペースに語った。
お笑いと落語で芸を磨いてきた3人が、既成概念にとらわれない公演を目指す。