俳優、渡辺謙(60)が10月31日放送のWOWOW「劇場の灯を消すな!PARCO劇場編」(後7・0)で脚本家、三谷幸喜氏(59)と初共演することが9日、分かった。東京・渋谷の同劇場がコロナ禍で公演再開に向けて進む道のりを描いたショートドラマで三谷作品への出演は7年ぶり。白い帽子とつなぎ姿で自身を彷彿させる謎の男を演じた渡辺は、演劇界の完全復活へ「祈るような気持ちでこの作品を作りました」と力を込めた。
世界のケン・ワタナベと喜劇王の異名を持つ三谷氏が、コロナ禍で苦境に立つ演劇界のために一夜限りでタッグを組む。
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「劇場の灯を消すな!」は新型コロナウイルスの感染拡大により、公演の延期・中止が続いている劇場でオリジナル番組を制作するWOWOWの演劇プロジェクト。
第4弾の「劇場の灯を消すな!PARCO劇場編 三谷幸喜×箭内道彦~Road to PARCO THEATER“劇場に灯あれ!”」は三谷氏とクリエイターの箭内道彦氏(56)が豪華タッグを結成。第一部のドラマとドキュメント「on the Road to~」、第二部の朗読劇で構成する。
ドキュメントは1月の“新生PARCO劇場”お披露目会見から、渡辺の主演舞台「ピサロ」の公演中止、劇場再開作品となった三谷氏作・演出の舞台「大地」などを追った映像。渡辺が出演する10分間のショートドラマは、これを基に三谷氏が脚本・監督を担った。
渡辺が三谷作品に出演するのは2013年の主演舞台「ホロヴィッツの対話」以来7年ぶり。映像作品としては1997年の映画「ラヂオの時間」以来23年ぶりだ。
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