ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏(57)が10日、ツイッターを更新。同日に出演した日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・0)の中で「誤報を流してしまいました」として、謝罪した。
モーリー氏はこの日、同番組にリモート出演。「シングルマザー“収入格差”の実態 新型コロナで家計ひっ迫」と題した特集の中で、貧困率が低い国として〔1位〕フィンランド 0・3%〔2位〕デンマーク 0・37%〔3位〕アイスランド 0・59%と口頭で紹介。しかし、その後の画面には「貧困率が低い国(OECD加盟37カ国)フィンランド 3・5%、デンマーク 3・7%、アイスランド 5・9%」というデータが表示され、MCを務めるお笑いコンビ、極楽とんぼの加藤浩次(51)もトークの中で「貧困率が低いのはフィンランド、デンマークが(順に)3・5、3・7。アイスランド5・9という数字が出ていますけど」などと言い直していた。
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モーリー氏はその後、ツイッターで「誤報を流してしまいました。申し訳ございません! 『スッキリ』の台本に提供されていた資料をそのまま読み上げてしまいました」と謝罪。「本当に申し訳ありません!あらかじめ全てのデータを自身で調査する必要を感じました」と反省し、「このあと番組の制作さんと今後の再発防止を話し合います」と伝えた。
そして「透明性の観点から問題となった箇所を自己判断で公開します」として台本の画像とともに「台本上にある『MEMO』部分の統計が誤情報」と説明。「もしかしたら正しい情報が画面テロップに流れていたかもしれませんが、リモート部屋からは確認が不可能。というか、台本を信じていたのでこのエラーをそもそも認識しておりませんでした」と明かした。
さらに「朝の情報番組の中で多少の事前リサーチをしながらも専門外では大雑把に『印象』を語っていることは事実です」と続け、「これをもって『国際ジャーナリスト』を名乗っていいのか? ずっと薄氷を踏んで逃げ切るようにやってきましたが、今回はドボンと氷を踏み外したようです。水面の温度が上昇していたのかもね」と心境を記した。