大麻取締法違反(所持)の疑いで8日に逮捕された俳優、伊勢谷友介容疑者(44)が学長を務める通信制サポート校のLoohcs(ルークス)高等学院は10日、伊勢谷容疑者の学長職を9日付で解任したと公式サイトで発表した。
「教育に携わる者として、学生のみなさまに対する重大な不誠実な行為である」と解任理由を説明。後任は未定で、代表取締役の斎木陽平氏が暫定的に代行する。サイトでは「弊社には伊勢谷の任命責任がございます」とし「今回の容疑事項のような事実を、事前に把握できなかった」として謝罪の言葉を重ねた。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
また、所属事務所が同容疑者との契約解除を検討していることも判明。同事務所は「決定事項ではない」としている。
伊勢谷容疑者はこの日午前8時15分頃、警視庁東京湾岸署から送検された。報道陣約50人が集まったが、後部座席はカーテンが閉められ表情はうかがえなかった。
また、自宅で押収されたたばこの巻き紙が入った箱は開封済みで、数枚は丸まった状態で机に放置されていたことが発覚。乾燥大麻を巻き、たばこ状にする「ジョイント」の作りかけだった可能性がある。組織犯罪対策5課は尿鑑定などを実施して使用状況を調べるほか、押収した携帯電話を解析して入手ルートも捜査している。
一方、WOWOWはこの日、9、10月に放送予定だった「マチネの終わり」など同容疑者の出演映画4本を別の番組に差し替えると発表した。