東映の手塚治社長が11日、東京・東大泉の東映東京撮影所で行われた女優、吉永小百合(75)の主演映画「いのちの停車場」(来年公開、成島出監督)の撮影現場会見に出席。出演者の伊勢谷友介容疑者(44)が大麻取締法違反の疑いで現行犯逮捕されたことを受け、出演シーンのカットはせず、予定通り公開すると発表した。
手塚社長は映画について「上映は有料であり、鑑賞の意思を持ったお客さまが来場して鑑賞するクローズドなメディア。テレビとは違う」とした上で、「作品と個人は別。作品を守るという判断をした」と説明した。
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一方、小百合は報道陣の質問に応じ、伊勢谷容疑者との共演シーンについて「思いをぶつけあう良いシーンが撮れました」と振り返った。逮捕については「とても残念に思います」とコメント。「事実は分かりませんが、なんとか乗り越えて、撮影現場に戻ってきてほしい」と願っていた。
同作は小百合にとって通算122本目の出演映画で、医師役に初挑戦する話題作。この日は共演の松坂桃李(31)、広瀬すず(22)、西田敏行(72)、みなみらんぼう(75)らが出席した。