伊勢谷容疑者の出演映画「いのちの停車場」　場面カットせず「作品を守る判断をした

　大麻取締法違反の疑いで逮捕された俳優伊勢谷友介容疑者（４４）が出演し、来年公開予定の映画「いのちの停車場」について、東映は１１日、撮影済みの伊勢谷容疑者の出演場面をカットせずに完成させると発表した。
　東映の手塚治社長は「（映画は）作品を鑑賞しようという意図を持ったお客さまにおいでいただくクローズドなメディア。作品と個人とは別のものであるという見解のもと、今回は作品を守る判断をした」としている。
　「いのちの停車場」は吉永小百合さん主演で、終末期患者やその家族に向き合う在宅医師の姿を描く。伊勢谷容疑者は脊髄損傷で四肢がまひしたＩＴ会社社長役で、６日に撮影に参加し、出番を終えていた。

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　伊勢谷容疑者は８日、東京都目黒区の自宅マンションで警視庁の家宅捜索を受け、大麻が発見され現行犯逮捕された。