時事ネタの毒舌漫才で人気のお笑いコンビ、ロケット団が１１日夜、東京・豊島区のサンシャイン劇場で結成２０周年記念ライブを開催。同じ所属事務所で仲のいいサンドウィッチマンがサプライズでゲスト出演、ソーシャルディスタンスで楽しむ観客からやんやの喝采を浴びた。
ロケット団の三浦昌朗（４６）と倉本剛（４３）はこの日、現役政治家の顔や言動をおちょくる時事ネタなどの漫才を披露。三浦のボケに倉本のツッコミが絶妙にからみ、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
ネタを１つ終わった後に登場したのが、２００７年Ｍ－１王者、サンドの伊達みきお（４６）と富沢たけし（４６）。伊達が「劇場のお客さんの前で僕らが漫才をするのは２月以来、半年ぶりなんです」と最初こそエンジンのかかりが遅いような口ぶりだった。
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だが、すぐにアクセル全開。サンドはほとんど何も作れない弁当店の販売員と客の漫才で笑わせた後、伊達が安倍首相や故野村克也監督のものまねでも笑いを取った。さらに、ロケット団とのトークではお互いの若い頃、観客から怖い目に遭った体験などをおもしろおかしく披露した。
サンドから２０周年を祝福されたロケット団の２人は感激の面持ち。この日は２０００年に活動を開始以来、１、２カ月に１回のペースで東京・新宿末廣亭で開いてきた単独ライブの記念すべき１００回目でもあり、２人は「これからも頑張ります」と頭を下げた。
１０１回目の次回単独ライブはコロナ禍のため、来年１月１５日に新宿末廣亭で行う予定。