海自、米韓豪と共同訓練　グアム沖、中国けん制か

　海上自衛隊は１２日、護衛艦「いせ」とイージス艦「あしがら」が米領グアム周辺の海空域で１２～１３日、米国、韓国、オーストラリアの海軍と共同で戦術訓練を行うと発表した。西太平洋への進出を強めつつある中国をけん制する狙いがあるとみられる。
　中国は近年、空母や爆撃機を太平洋に展開させている。米国は太平洋周辺国と連携して対中封じ込めを図っており、各国との訓練を繰り返している。
　いせとあしがらは長崎県の佐世保基地所属。８月に米ハワイ沖で開かれた米海軍主催の環太平洋合同演習（リムパック）に参加し、韓国やオーストラリアを含む計１０カ国で訓練していた。

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