自民党の菅義偉総裁（７１）は、１６日に発足させる新内閣の行政改革・規制改革担当相に河野太郎防衛相（５７）を起用する方針を固めた。万博担当相に井上信治元環境副大臣（５０）を充てる。政権幹部が１５日、明らかにした。菅氏は自民党の臨時総務会に二階俊博幹事長（８１）ら党四役人事を諮り、正式決定した。１６日の首相指名後に組閣する。
官房長官には加藤勝信厚生労働相（６４）を内定した。麻生太郎副総理兼財務相（７９）、茂木敏充外相（６４）、西村康稔経済再生担当相（５７）、萩生田光一文部科学相（５７）、小泉進次郎環境相（３９）、橋本聖子五輪相（５５）を再任する。
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閣僚人事では、厚労相に田村憲久氏（５５）、法相に上川陽子元法相（６７）を再登板させる。復興相に平沢勝栄前広報本部長（７５）、農相に野上浩太郎元官房副長官（５３）、総務相に武田良太国家公安委員長（５２）。小此木八郎元国家公安委員長（５５）を再入閣させる。平井卓也衆院議員（６２）も起用。デジタル担当とみられる。
梶山弘志経済産業相（６４）、公明党から入閣している赤羽一嘉国土交通相（６２）は再任する。
防衛相に安倍晋三首相の実弟、岸信夫元外務副大臣（６１）、坂本哲志元総務副大臣（６９）を初入閣で起用する。
官房副長官に坂井学元総務副大臣（５５）を充てる。参院の岡田直樹副長官（５８）は続投が固まった。
自民党臨時総務会では、二階氏の他に佐藤勉総務会長（６８）、下村博文政調会長（６６）、山口泰明選対委員長（７１）の人事が了承された。幹事長が指名する森山裕国対委員長（７５）の続投も決まった。