ゆりやん 失敗はどうでもいい

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ゆりやん 失敗はどうでもいい
進化を続けるゆりやん…多感な少女時代を過ごしました 少女のようなかわいい話し方に、ネイティブのような英語トーク、キレのあるダンス、時にはピアノもー。お笑い芸人、ゆりやんレトリィバァさんは、自分の特技を詰め込んだネタで独自の笑いを生み出し、数々のコンテストで優勝を手にしてきました。昨年は憧れのアメリカで、オーディション番組に出演。ことし新型コロナウイルスによる自粛生活が始まると、オンラインライブをスタートさせました。進化を続けるゆりやんに、コノコト編集室がインタビューしました。

【写真】子ども時代のゆりやん…20年以上前の家族写真です

■これができたらカッコイイ 英語もピアノも技を増やしていく感じ

―小学生のころから「吉本の芸人になる」と言っておられたそうですね。特技をたくさんお持ちですが、子どもの頃から芸を磨いていた? 

 ピアノは友達のお母さんが先生だったので、習っていましたが、さぼりまくり。結局、大人になってからネタに使いたくて練習しました。

 英語は、中学生のときに見た映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」がきっかけでした。主役のマイケル・J・フォックスがめちゃくちゃかっこよくて。そこからアメリカに憧れて、英語に憧れて、映画に憧れて。台詞や歌をまねするようになりました。ダンスも一緒で、高校生の時にマイケル・ジャクソンに感動して「これを人前でできたらうけるやろな」と思ってやっていたら、好きになりました。

 振り返って考えると、なんか技を増やしていくような感じです。漫画「ドラゴンボール」の主人公みたいに、どんどん技を増やして、強い人になるみたいな。

■同級生12人の小学校から…多人数の中学校に

ー子どもの頃から目立つほう? 

 田舎なので、小学生の時は同級生が12人しかいなかった。男子6人、女子6人。「給食は合コンや~」とか言ってました。だれがどんな子か、互いにそれぞれの個性を知っていて、先生も全員の個性を認めてくれていました。

 それが中学校になったら、あちこちから生徒が集まって、当時の自分からするとたいへんな人数になったんです。みんなの個性が一瞬で分からなくなって、目立っている子と、おとなしい子に二極化して見えました。

 わたしは、目立っている方のグループに入りたかったんですけど、入るには人を下げて見て笑ったり、悪口を言ったりして、ステータスを得なければいけない。中1、中2はいじめっ子やったと思います。だからといって、そのグループに入れていたわけではなかったんですけど。ただ入りたくて必死でした。

 それが中学3年生のとき、そのグループから「次はゆりちゃん絶対あかん」って言われたんです。子どもなので一人でいるのが嫌で、今までないがしろにしていた方に「入れて」って。そしたら、その子たち仲間に入れてくれたんです。その中では、人のことを悪く言って笑うんじゃなくて、本当に面白いことで笑っていました。そこで「は!」となった。恥ずかしいんですけど、それまではおとなしい子たちは悪口言われても何も思わないと思っていたんですけど、それは違う。誰にでも人間の感情がある、人間なんだって分かったんです

■家族がずっと話を聞いてくれていた

ーそんな中学生活、学校に行くのがつらい日もあったのでは?

 嫌なときもありました。でも家族がずっと話を聞いてくれていて、一人で悩みを抱えていたわけではないので、助かりました。

 幼稚園の頃から「きょうでき」というのが家にあったんです。父親は毎日夜9時にバスで帰ってくるんですけど、母親と一緒に食卓にいるときに呼ばれて「きょうのできごと=きょうでき」を言わないといけなかったんです。最初は誰と会って何して遊んで・・・て話していたんですけど、だんだん面倒くさくなってきて「普通」「微妙」とか言うと、「そんなわけない、何をしゃべろうか考えて生きろ!」って言われて。

 今から思えば「きょうでき」が家に習慣としてあったから、中学生になってもちょっとした人間関係のいざこざとか、違和感とか、「そんなん言ってきてるんだけどどう思う?」とか言いながら、親にちくっている感覚なくしゃべれたんだと思います。

 高校では、仲間外れとか、はみだされている子がいないようにしたいと思って過ごしました。ステータスで「この子かわいいから一緒におったら自分も・・」みたいなのは一切なしで、あまり気を使わず楽しい子とおろうって。そしたら楽しく過ごせました。

■思い込みって絶対大事 目標に向かってできること見つけて

ー今、子どもたちは、人間関係もですが、コロナの影響で楽しみにしていた行事がなくなったり、勉強が思い通りに進まなかったり、いろんな不安を抱えています。ゆりやん流の夢のかなえ方を教えてください。

 思い込みって絶対大事。思い込みはかなうんです。ただこつがあって「こうなりたい⇒でもこれやるには、何やったらいいかな⇒どうせ無理か⇒なりたいけどなられへんか」じゃなくて、「なりたい⇒こうやったらいい⇒できる⇒できる⇒できる」って思う。無理やと思えば「無理」が実現するし、いけると思えば「いける」が実現するんです。

 野球の大谷翔平さん(米大リーグ・エンゼルス)が高校時代に書いた目標達成シートも参考になります。真ん中に最終目標を書いて、それを実現させるために何が必要かを周りに書いていくんです。私だったら、最終目標を「ハリウッドでアカデミー賞受賞」として、その周りには「英語力」「人間性」「お笑いがんばる」「ハリウッドに耐えうる見た目にする」と書く。さらに「人間性」のところには「あいさつする」「人にやさしくする」とか、「見た目」のところには「ダイエットする」「美容室に通う」とか書いていく。そしたら身近なことから何ができるかが分かってくるんです。

 ノートに5年計画も書いています。すると、思っているより早くかなうんです。書くことで、目標に向かって動けるようになるからだと思います。夢に向かってできることは絶対あります。失敗しても面白い、死ぬわけでないし。失敗なんて、どーでもいいこと。

   ◇   ◇

【プロフィル】

1990年、奈良県生まれ。2013年、関西大学文学部卒。在学中に吉本養成所NSCに35期生として入学し、13年に首席で卒業。17年に第47回NHK上方漫才コンテスト優勝、NTV女芸人NO1決定戦THE W 優勝など。

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