元財務官僚で弁護士の山口真由氏(37)が17日放送のTBS系「ゴゴスマ」(月~金曜、後1・55)に生出演。行政の無駄について言及した。
番組では16日に就任した菅義偉首相が河野太郎行革相に規制改革の一環として「縦割り110番」の設置検討を指示したことを取り上げた。山口氏は「(外交は外務省の管轄だが)税の関係の外交だけ、租税条約だけは財務省がやるんですね。外務省が税金について言ったら、(財務省は)それは絶対に許さないから、外務省と調整するほうが海外と調整するより長い」と縦割り行政の弊害の例を挙げた。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
さらに行政の無駄について問われた山口氏は「私は外務省がすごい嫌いだった」とした上で、「外務省の仕事については、外務省は外交をやっていなくて。私たちは『高級旅行代理店』って呼んでいた」と告白。大臣の訪問先の外交儀礼についての大量の資料をまとめたり、インターネットが使える環境にもかかわらず、新聞を外遊先にファクスで送っているという。
また大臣がいる階に常にエレベーターが止まっていなければいけないと話し、「財務省もそうなんですけど、外務省はそれを宿泊先でもやって」と発言。「大臣ってそんなに偉いの?」と驚く共演者に、「大臣ってめちゃめちゃ偉くって、財務省とかでも大臣が省に入ってこられると、ブザーがひとつ鳴って大臣室(にいる人)はパッて全員が立って、大臣が歩く廊下は全て赤いじゅうたんが敷かれている」と明かした。