*** 実は今、Eテレの番組に多数のお笑い芸人がレギュラー出演していると知れば、驚く方もおられるだろう。
具体的に見てみよう。「ピタゴラスイッチ」(土曜・7:45)という番組をご紹介する。幼児向けの教育バラエティ番組だ。
ちなみに監修を務めているのは、電通でCMプランナーとしてヒット作を連発、「だんご3兄弟」の作詞・プロデュースを務めたことでも知られる、佐藤雅彦・東京芸術大教授(66)だ。
この番組に「アルゴリズムたいそう・こうしん」というコーナーがある。ロケ先でバスガイド、舞子、Jリーガー、野球選手といった面々と共に奇妙な体操を披露するのは、お笑いコンビのいつもここから[山田一成(48)、菊池秀典(44)]だ。
黄色いサイコロのキャラクター「ぼてじん」の吹き替えを担当しているのは、フットボールアワーの岩尾望(44)。登場頻度は少ないが、相方の後藤輝基(46)も「いぬてん」の声で出演する。豪華な顔ぶれ「こんなことできません」というコーナーは、トリック動画の魅力を伝える。例えば「人間がポスターの中に入ったり、飛びだしたりする」といった現実には不可能な動きも、写真を1枚1枚撮りながら、コマ送り動画を作ると実現してしまう。
実際にコマ送り動画を作るのは関根勤(67)と、タモリ(75)の元付き人としても有名な岩井ジョニ男(生年非公表)だ。
「ねんどれ」と「ナンドレ」という身体が粘土というキャラクターも登場するが、この声を担当するのはサンドウィッチマン[伊達みきお(46)、富澤たけし(46)]の2人だ。
1本の番組でも、売れっ子のお笑い芸人が大挙して出演している。Eテレが放送する全ての番組に目を向けると、その数は更に増える。主な番組と出演者を2つの表にまとめた。ご覧いただこう。