錦織は2011年1月の本紙取材で、ジャニー喜多川前社長から「なんでYOUは黙っているの。それは卑怯(ひきょう)者なんだよ。僕の意見が全部良いなんてことはありえない。僕より良い意見があるなら言いなよ」と金言を授かったと明かした。
実際、ジャニーさんは照明や音声など裏方の意見でも、良いと思えば採用。錦織は恩師の教えを胸に、演出家としても確固たる地位を築いた。
植草は昨年のテレビ番組で「ヒガシとニシキには踊りで勝てないかもしれない。でも俺は芝居と歌だけは絶対負けない」と告白。グループ内で切磋琢磨し、唯一無二のスターに成長してきたのが少年隊だ。
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錦織と植草がジャニーズの枠から飛び出してもう一花咲かせようとすれば、少年隊の存続問題が浮上する。事務所が特例で退所後もグループ存続を認めたのは、2人の背中を後押しする意味合いもあったのではないか。
少年隊の集大成を見せる場が、大みそかのNHK紅白歌合戦になる可能性はゼロではない。出場すれば27年ぶり。少年のような気持ちで再出発する彼らの歌声を聴きたい。(ジャニーズ事務所担当・渡邉尚伸)