群馬県内で今月10~16日に確認された、新型コロナウイルス新規感染者90人の7割程度が外国籍とみられることが、県のまとめで分かった。県は大人数での会食やハグなど身体的接触の多さも一因とみて、多言語による注意喚起を強化している。
国籍別データは明示していないが、ペルー、ブラジル国籍の人が目立つという。名前や日本語能力などから総数で7割前後と推定した。県内で暮らす外国籍住民は約6万人で人口割合は3%ほど。もともと東京都や愛知県に次ぐ高水準だった。
山本一太知事は17日の記者会見で、感染経路は家庭内や職場が多いとした上で「日本人よりも濃密な接触やハグをするとか、大人数の会食機会も多いといったことを踏まえ、対応を検討したい」と言及。人間関係が濃密な地域コミュニティーでの感染抑止へ、注意喚起を強めると表明した。
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人口の約18%を外国人が占める群馬県大泉町は、18日に独自の緊急事態宣言を発出。「バーベキューなど屋外でも人が集まればリスクが高まります」といった内容をまとめた大泉町版のチラシを複数言語で作り、スーパーや飲食店で町職員が住民に手渡ししている。