将棋の第70期王将戦挑戦者決定リーグ戦が22日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で開幕した。開幕局に登場した先手の高校生タイトルホルダー、藤井聡太二冠(18)=棋聖・王位=が、国民栄誉賞のレジェンド、羽生善治九段(49)に80手で敗れ、これまで4戦4勝だった羽生九段に初黒星。渡辺明王将(36)=名人・棋王=への挑戦権獲得へ、苦しいスタートとなった。
--中盤までは押していたように見えた
「(相手の)3二玉の局面で何か組み立てを探したかったが、結果的に分からなくて、端攻めにいったが何手か不発に終わったので、そのあたりで形勢を損ねた」
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--35手目の▲5六角できょう一番の長考
「(直前に)後手の玉が3二に上がったので、(▲5六角と打った隣の)6六の角の効きを生かして手筋をのばしていきたかったが、具体的には分からなかった」
--中盤から終盤にかけて苦しくなったか
「ちょっと組み立てがよくなかった。角2枚盤上にあるのがうまく働かないので、苦しいのかなと思った」
--次局へ向けて
「厳しいスタートにはなりましたけど、まあ何というか、いい状態で次の対局に臨みたい」