羽生九段、40代最後の対局で藤井二冠に初勝利/将棋

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羽生九段、40代最後の対局で藤井二冠に初勝利/将棋
藤井二冠(手前)から初白星を挙げ、次戦に弾みをつけた羽生九段=東京・千駄ケ谷(代表撮影)【拡大】

 将棋の「第70期王将戦挑戦者決定リーグ戦」が22日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で開幕した。通算タイトル99期を誇る後手の羽生善治九段(49)が、高校生タイトルホルダーの藤井聡太二冠(18)を80手で下し、初戦を飾った。27日に50歳の誕生日を迎えるレジェンドは、40代最後の対局で藤井戦に初勝利。10月9日に開幕する竜王戦七番勝負での通算タイトル100期奪取へ向け、健在を印象付けた。
 まだまだ「藤井時代」とは言わせない。羽生九段が31歳年下の藤井二冠を破った。実に5度目の正直。「今までほとんどチャンスらしいチャンスがなかったので、よかった」と率直に喜んだ。

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 形勢は互角のまま推移したが、飛車を切って角と交換するなど、藤井二冠の仕掛けを淡々とさばき、68手目の△5九龍から王手ラッシュ。藤井玉を仕留めた。「ずっとギリギリの勝負だった。こちらの玉も危険だった。(藤井玉への)詰み(筋)が見えて初めて(勝機が)分かった」と安堵した。
 27日に50歳になる。この日は40代最後の対局だった。「特別意識はないですが、一生懸命やろうと思いました」。25歳から30歳が棋力のピークといわれる世界。通算99期の実績も、国民栄誉賞の名声も、目の前の対局の武器にならないことを知り尽くしている。
 今月に入り、コロナ禍で中断していた木村一基九段(47)との研究会を再開した。8月の王位戦で藤井二冠にタイトルを奪われた木村九段も、この王将リーグに出場。年長コンビで世代交代にあらがうつもりだ。
 19日に竜王戦の挑戦権を獲得し、2年ぶりのタイトル戦出場を決めた。10月9日に前人未到の通算タイトル100期を懸け、豊島将之竜王(30)=叡王=との七番勝負に挑む。50代でのタイトル挑戦は土居市太郎名誉名人、升田幸三実力制第4代名人、大山康晴15世名人、二上達也九段、米長邦雄永世棋聖に次ぐ6人目。若きタイトルホルダーを下したレジェンドは、ますます意気盛んだ。
羽生 善治(はぶ・よしはる)
 1970(昭和45)年9月27日生まれ、49歳。埼玉県所沢市出身。故二上達也九段門下。1985年、15歳2カ月で史上3人目の中学生棋士に。89年、19歳3カ月の最年少記録(当時)で初タイトルの竜王位を獲得。96年に史上初の7冠独占。2017年に前人未踏の永世七冠を達成し、18年に国民栄誉賞を受賞。昨年は歴代最多の1434勝に到達した。妻は元女優の理恵さん(旧姓・畠田)。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 羽生九段、40代最後の対局で藤井二冠に初勝利/将棋