フジテレビ系で放送中のドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」（木曜後１０・０）でドラッグストア勤務の薬剤師、小野塚綾を演じる俳優、成田凌（２６）がこのほど、クランクアップを迎えた。
「なんだか本当にあっという間で、“ようやくなじんできたかな”というときに終わってしまったので寂しい気持ちです」
女優、石原さとみ（３３）の主演で連ドラ史上初めて病院薬剤師にスポットライトをあてた同作が、２４日にいよいよ最終回を迎える。
これまで、主人公・葵みどり（石原）をはじめ、個性的かつ芯の強い薬剤部メンバーが、ぶつかりながらも固いチームワークで懸命に働く姿が視聴者を魅了してきた。一方で、みどりたちと客観的に接する小野塚（成田）も激務の中で奮闘してきた一人。研修時代に世話になった救急センター勤務の薬剤師、瀬野章吾（田中圭）の背中を追いかけて、病院薬剤師として救急の現場に立つことになる。
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激務に追われ、薬剤師としての誇りと信念を失いかけていた小野塚の挫折、葛藤、そして再生…。心の機微を繊細に表現してきた成田は、石原から花束とねぎらいの言葉を受け取ると「本当に明るい現場で、楽しくて、毎日わくわくしていました。友達からの評判もすごく良くて、いい作品に巡り会えたことに感謝しています。急きょ参加することになりましたが、仲間に入れていただきありがとうございました」とキャスト、スタッフに感謝。「まだまだ暑いですけど、もうちょっとだけ、体調に気をつけて撮影頑張ってください」と“仲間たち”にエールを送った。
出演者は、ほかに西野七瀬、桜井ユキ、井之脇海、金澤美穂、真矢ミキ、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん。
小野塚役は俳優、清原翔（２７）が演じる予定だったが、６月１２日に脳出血で緊急手術を受け、治療に専念することとなって出演が見送りに。清原に代わって成田が務めた。２人はファッション誌「ＭＥＮＳ’ ＮＯＮ－ＮＯ」の専属モデルとして唯一の同期で友人でもあり、成田は同局の発表時には「清原の回復を心から願っています。祈っています」と思いやっていた。