女性お笑いコンビ、Aマッソの加納愛子(31)が11月18日に初の書き下ろし短編小説を含むエッセー集「イルカも泳ぐわい。」(筑摩書房、税抜き1400円)を発売することが決定した。
お笑い第七世代が空前のブームを引き起こす中、一歩離れた場所で独特の世界観を持つAマッソ。センスの光る言葉選びが印象的な同コンビでネタ作りを担当する加納が、Webちくまの連載「何言うてんねん!」の抜粋に加え、初短編小説「帰路酒」の創作にも挑戦。書き下ろしを含む全40篇を収録した1冊。
加納の文章の1篇を紹介すると…。「コントで迷うことがある。医者を演じることはつまり、女医を演じることになってしまう。意味合いが大きく変わってくるのだが、女が演じるのだから当然だ。そんな当たり前を、うまく咀嚼(そしゃく)できない。私はコントで、聴診器を使って遊びたかっただけだ。私はコントで、友達の足を洗いたいだけなのだ」(「こいつの足くさいから洗ってんねんー!」より)。
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