経営再建中の音響機器メーカー、オンキヨーは25日、ジャスダック上場廃止の猶予期間に入ったと発表した。2020年3月期時点で債務超過に陥ったことを、同日提出した有価証券報告書で東京証券取引所が確認したため。21年3月31日までに債務超過を解消しないとオンキヨー株は上場廃止となる可能性がある。
東証はオンキヨーが債務超過解消に向けた改善計画を公表した場合、猶予期間を1年延長することもあり得るとしている。
20年4~6月期連結決算も発表し、売上高は前年同期比73・1%減の16億円、純損益は13億円の赤字(前年同期も13億円の赤字)だった。4~6月期の純損益赤字は11年連続となる。20年6月末時点の債務超過額は24億円。第三者割当増資により21年2月までの債務超過解消を目指す。
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同日に大阪市内で臨時株主総会を開き、社名を「オンキヨーホームエンターテイメント」に変更するなどグループ再編のための議案を可決した。社名は10月1日付で変更する。