新型コロナウイルスの影響で延期となっていた世界有数の自動車展示会、北京国際モーターショーが26日開幕した。米デトロイトやスイス・ジュネーブなどの有力ショーが軒並み中止される中、感染拡大後に催される最大の自動車イベント。中国として世界に先駆け、コロナからの復活をアピールする舞台となる。
トヨタ自動車やホンダなど日系メーカーも出展し、先端技術や新車戦略を競う。各メーカーがこぞって車両を展示する中、朝から多数のメディアが詰めかけた。
本来は4月開催だった。関係者によると、コロナ対策で入場者数を例年より絞る予定だという。5カ月遅れの影響で、新車の披露を見送ったメーカーもある。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
トヨタは開幕に合わせ、中国でのハイブリッド車(HV)の販売が累計100万台を突破したと発表した。中国では環境規制の改正が今後のHV販売に追い風となる見込みで、電気自動車(EV)とともに販売攻勢を強める。 日産自動車はスポーツタイプ多目的車(SUV)の新型EV「アリア」を海外で初公開。2021年中に中国市場に投入する。