「紀州のドン・ファン」遺産巡る文書不開示 市民団体、審査請求書を提出

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「紀州のドン・ファン」遺産巡る文書不開示 市民団体、審査請求書を提出
 和歌山市の市民団体「市民オンブズマンわかやま」は29日、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の元会社社長野崎幸助さん=当時(77)=から、市が遺産約13億円の寄付を受け取るために必要な関連費についての文書を市に開示請求し、大部分が不開示だったと発表した。不服として同日、市に審査請求書を提出した。
 野崎さんは2018年5月に急性覚醒剤中毒で死亡した。市によると、野崎さんの遺産約13億円を全て市に寄付するとの遺言書を市が確認したとされる。市の20年度当初予算に、市が遺産の受け取りに必要となる弁護士委託費など関連費約1億1700万円を計上した。

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 団体は「関連費は法外に高い」として4月、関連費の詳細が分かる文書の開示を請求。市は6月29日付で請求の大部分を不開示とする決定を出した。理由は「財産受贈の可否に関わる裁判に支障を及ぼす恐れがある」とした。遺言書を巡っては、野崎さんの親族が遺言執行者に無効確認を求めた訴訟が和歌山地裁で係争中。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 「紀州のドン・ファン」遺産巡る文書不開示 市民団体、審査請求書を提出