フジテレビは、4日から大人と子供の情操教育番組「キャラダチミュージアム~MoCA~」(日曜前5・10、関東ローカル)をスタートさせる。
番組キュレーターを務めるのは、ハロー!プロジェクトのアイドルグループ、アンジュルムの元リーダー、和田彩花(26)。昨年6月に卒業後はアイドル活動を続けながら大学院で美術を専攻。得意な美術分野は西洋近代絵画、現代美術、仏像で、好きな画家はエドゥアール・マネ、作品は「菫の花束をつけたベルト・モリゾ」という。
企画した同局の下川猛チーフプロデューサーは「美術に強い関心を寄せる和田さんにお願いした。日曜の早朝にいろいろな文化に触れる時間を作りたいなと考え、キャラクター達が集まる架空の美術館というコンセプトにした。小さな美術館だが、あらゆる“もの、こと、ひと”を展示していきたい」と語る。
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ちなみに、MoMA(ニューヨーク近代美術館)ならぬ、MoCAはThe Museum Of CHARADACHI Artの略だそうだ。
就任する和田は「テレビで文化を扱い、そこに自分が携われるのもうれしい」と大喜び。自身の立ち位置は明確だ。
「美術や文化を伝える」
だから夢も広がる。
「美術館を実際に訪問し、本物の絵画を前にみなさんに紹介することをしてみたい。できれば、国内だけでなく、大きな野望として(笑)仏パリなどへも行ってみたい。自分の作品を作って朗読も。ポエトリーリーディング(詩の朗読)にはどんどん挑戦したい」
作品を借り、スタジオに展示もしてみたいそうだ。どんな絵を飾りたいのだろう。
「天井が高いから三菱一号館美術館に所蔵されている(オディロン)ルドンの静物画なんてどうですか。めっちゃ、大きい、圧倒される。なかなか美術館でも見る機会がない。だから、そういう作品がスタジオに来たら…想像すると楽しい」
“MoCA”では、かつて人気の子供番組「ウゴウゴルーガ」の“ミカンせいじん”や「ポンキッキーズ」の“ゴー!ゴー!コニーちゃん”などおなじみのキャラクターから新キャラクターまで多種多様に展示。詩人、アーティスト、デザイナーと一流のスペシャリストたちも集結する。
FOD(見逃し配信)ほか、一部コンテンツは同局ライツ事業戦略部運営のYouTube「8.8channel」でも配信される。