保安課によると、「ディープフェイク」と呼ばれる精巧な偽動画で、サイバーパトロールで発覚。こうした偽動画に関連した事件の摘発は全国初だ。
林田容疑者は昨年末~今年7月頃、芸能人2人の偽のわいせつ動画を公開した疑い。大槻容疑者は今年3~7月、同様に芸能人2人の偽動画を公開した疑いで、ともに容疑を認めている。大槻容疑者は「顔画像を約3万枚集め、AIに100万回ほど学習させて作成した」と説明している。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
一方、京都府警は2日までに、同じくアダルトビデオの映像に女性芸能人の顔を合成し偽動画を作成したとして、大分県の無職、野間口功也容疑者(30)を著作権法違反と名誉毀損の疑いで逮捕した。
国内では、同種被害が確認された芸能人が昨年から約200人に上り、3500本以上の動画があるという。極めて精巧なため、海外でもポルノビデオや、政治家の発言をでっち上げた映像などがネット上に拡散し、問題になっている。
芸能事務所でつくる日本音楽事業者協会は「芸能界全体の問題として看過できない事態だ」とコメントを発表した。