同劇場は新型コロナウイルスの影響で3月歌舞伎公演を全日程中止し、1月以来の歌舞伎公演。
幸四郎は、自身も制作に関わったという新作舞踊劇「幸願芝居遊(さちねがうしばいごっこ)」に主演。興行が中止になった芝居小屋に役者たちが忍び込んで芸を繰り広げる物語で、座頭役の幸四郎は「芝居がしたい」などと役者の心境を表したせりふを披露。「吹寄(ふきよせ)」と呼ばれる手法で、歌舞伎の名場面を次々と演じた。
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幸四郎は「国立劇場で歌舞伎が再開できたことはうれしい。歌舞伎座では十月大歌舞伎が始まり、同じ月に2つの劇場で歌舞伎ができるのはありがたいこと」。45分の舞台ではめまぐるしく20の役を演じ「いろいろな歌舞伎の役に変化するのをお楽しみいただければ」と呼びかけた。