お笑いコンビ、ダウンタウンの松本人志（５７）が４日、フジテレビ系「ワイドナショー」（日曜前１０・０）に出演。大麻取締法違反（所持）の罪で起訴され、先月３０日に勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された伊勢谷友介被告（４４）について言及した。
東京地裁は同３０日、保釈を認める決定をし、同被告側は保釈保証金５００万円を即日納付。約２００人の報道陣が集まる中、黒のスーツに黒のネクタイ姿であらわれた伊勢谷被告は、事前に報道陣が地面に張り付けた粘着テープの位置に起立。やつれた様子はない。前を見据えると、「え～…」と、ひと呼吸置き、はっきりとした口調で「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と声を張り上げて約４秒間頭を下げた。報道陣から「ファンの方にひと言」などと問われるも無言。うつむくこともなくしっかりした足取りで用意されたハイヤーに乗り込んだ。
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伊勢谷被告は同月８日、東京・目黒区の自宅で警視庁組織犯罪対策５課に現行犯逮捕された。起訴状によると同日、自宅で乾燥大麻４袋（計約１３・１７グラム）を所持した疑い。これまでの調べに「自分が吸うために持っていた」と認め「昨年９月ごろから使用を再開した」などと供述。入手先は黙秘している。
松本は「入手ルートを言わなくてもこうやって出てこれる。まず間違いなく執行猶予もつく。やっぱり日本の法律は、大麻をそこまで本気でなんとかしようと思ってないんやろなって思っちゃいますよね」と指摘。「大麻とかを買うお金は、反社会的勢力に流れていくってことをもう少ししっかり重く考えてほしい」と訴えた。
また、スタジオでは伊勢谷被告の“保釈姿”も話題になり、ＭＣを務めるタレント、東野幸治（５３）から「松本さんも（伊勢谷被告が）かっこいいから、影響力があるから、『大麻ってかっこいい』って思われると（言っていた）」と過去の発言を紹介されると「やっぱりチャック開いてないんかと思って。チャック開けるか、裸に蝶ネクタイぐらいでいいんじゃないかな」と渋い表情。芸能人が保釈される様子を「映さない方向でいったらどうなんですかね」と提案していた。