お笑いコンビ、ティモンディが4日、ヤクルト-広島17回戦(神宮)のファーストピッチセレモニーを務めた。
「松山DAY」と題して開催されたこの試合。強豪・済美高校(愛媛)野球部の同期生として出会った高岸宏行(27)と前田裕太(28)が試合前に登場。高岸が投手、前田が捕手を務めた。
高岸はマウンドに上がると、その感触にこみ上げるものがあったのか号泣。前田もそれを見て涙を流した。本番前の投球練習では1球目は高めの直球、2球目も高めに浮いた直球。
そして本番の3球目。目標の球速を聞かれた高岸は「170キロです!皆さんに勇気を与える一投をお見せします」と掲げ、「ふ~っ」と息を吐いて投球モーションに。大きなフォームから投じられたボールは、ストライクゾーンに構える捕手のミットにズバッと収まった。場内のアナウンスで球速138キロと伝えられると、高岸は軽くうなずき、満足そうな表情を見せた。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
その後のインタビューで高岸は「あと32キロでしたね。僕自身が怪我をしてプロの道を断念したんですけど、諦めずにやっていればこうやってプロの選手のいる前でできるんだよって。勇気を与えることができたら僕は幸せです。みんな応援しています。みんなならやればできる!」とお馴染みのフレーズで締めた。