菅首相“就任景気”で業績V字回復 選挙地盤・横浜お気に入り甘味3店舗

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菅首相“就任景気”で業績V字回復 選挙地盤・横浜お気に入り甘味3店舗
菅首相のお気に入りである盛光堂の観音最中(撮影・山下千穂)【拡大】

 政府の観光支援事業「Go To トラベル」に東京が追加、全国に拡大して初の日曜日となった4日、各地でにぎわいがみられた。中でも菅義偉首相(71)の選挙区のある横浜市内の“甘味3店舗”が人気だ。首相はパンケーキ好きを公言するなど甘党として知られるが、そのお気に入りスイーツに注文が殺到している。(取材構成・山下千穂)
 菅首相が公式SNSなどに投稿する“おやつタイム”で、食べる際の笑顔が「かわいい」と評判だ。その源は自身の選挙区、神奈川2区内にある横浜市南区で営業する3店舗。いずれも首相が同市議初当選時から約35年の付き合いという。

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 弘明寺かんのん通り商店街の老舗和菓子店、盛光堂総本舗。名物「観音最中」が菅首相のお気に入りだ。横浜市営地下鉄弘明寺駅から約20メートルに位置し、1931年創業。小倉あん、ゆずあんの2種類(各160円)があり、サクサクの皮に包まれたコクのあるあんこが絶品だ。
 「買いにいらしたときに、うちの子供を抱っこしてくださったこともあります」とは同店三代目の笹川泰広さん(48)。「コロナの打撃で売り上げは5割減になりましたが、菅総理の誕生後、すぐ例年の通常時に戻りました」と驚異のV字回復を証言した。
 「(首相)就任で人通りが戻りました。先生のお好きな最中ということで全国から電話での受注もたくさんいただき、宅配便での発送も行っております。就任がなかったら、と思うと…」と現状を振り返った。
 京浜急行弘明寺駅から徒歩5分、手作りパンの店、フリアンド。1968年に果物店からパン店に転業した。オーナーの安田武司さん(77)は「パンがお好きで、お求めくださったのが、あんぱんやクリームパン(各140円)。市議時代、駅前演説の後に寄ってくださいました。以来のお付き合い」と話す。
 コロナ禍で保育園や病院への納入が止まり、売り上げは4割ほど落ち込んだ。だが首相就任を境に7割に回復。「支持率がそのまま人々の安心感に比例しているようです」と説明した。
 1923年創業の、おもや甘納豆。市営地下鉄吉野町駅から徒歩1分の立地で、かつて菅首相の事務所も近くにあった。店内で手作りし7種類ある素材は国産。「栗(愛媛産)、あずき(北海道産)、おたふく(徳島産)がお好みですね」と店主の網頭(あど)英治さん(63)。この3種類を「菅総理セレクト」として1袋1000円で販売。飛ぶように売れ「3割減だった売り上げが戻りました」。
 毎日、1種類につき8キロ、7種類で計56キロを店先に出すが、“就任景気”で夕方には売り切れることもあるそうだ。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 菅首相“就任景気”で業績V字回復 選挙地盤・横浜お気に入り甘味3店舗