将棋の最年少二冠、藤井聡太王位・棋聖(18)は5日、大阪市の関西将棋会館で指された第70期王将戦挑戦者決定リーグの2戦目で豊島将之二冠(30)に負け、通算成績は0勝2敗となった。藤井二冠は豊島二冠と6度目の対戦だったが、初勝利はならなかった。
対局は藤井二冠が中盤以降、徐々にリードを奪ったが、豊島二冠の粘りもあり、終盤に逆転で敗れた。対局を終えた高校生プロは「実力が足りないと思う。苦しいスコアになったが、最後まで頑張りたい」と話した。豊島二冠はリーグ戦2戦全勝。
藤井二冠はリーグ戦の初戦で羽生善治九段(50)に敗れており、苦しいスタートとなった。次は26日、永瀬拓矢王座(28)と対戦する。2020年度、藤井二冠がタイトル戦に出場する可能性が残るのは王将戦のみとなっている。
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王将戦リーグは元名人の佐藤天彦九段(32)、前王位の木村一基九段(47)らトップ棋士7人が総当たりで行われ、1位が渡辺明王将(36)への挑戦者となる。