吉本興業は5日、なんばグランド花月(NGK)、ルミネtheよしもとなど全国直営14劇場と主催公演のコロナ禍による客席使用制限について11月から50~80%の稼働率にすると発表した。
吉本では6月19日に観客を入れた公演を再開。7月3日から芸人が漫才を披露する際のアクリル板を撤去し、一部劇場で9~13%の客席制限を最大50%以下に緩和した。
今回は先月19日、政府がイベントの人数制限を緩和したことを受けて決定。プロスポーツは現状、5000人の制限を撤廃し、収容人数の50%まで可能となっている。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
吉本は各劇場の設備状況などを考慮し、専門家の意見を踏まえて稼働率を設定。80%は漫才劇場とよしもと有楽町シアターなど3劇場。858席と同社最大の収容数を誇るNGKは78%、∞ホールは75%となっている。
落語家、桂文枝(77)は「長らく大勢のお客様の前でやっていなかったので満足いただけるか、芸が小さくなっていないか心配ですが、今まで以上に気合を入れて頑張ります」と意気込む。
吉本では今後も感染防止対策を徹底。ステージ前2列は使用不可とし、立見席の販売をしないなどガイドラインを順守。“ウィズ・コロナ時代”の新たな運営を再構築する。一方、ライブ配信は引き続き行う。
タレント、西川きよし(74)「小さなことからコツコツと、ようやくここまでたどり着きました。まだまだ油断はできませんが、皆様のご来場を心よりお待ちしております!」