元プロテニス選手の杉山愛さん(45)が8日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演。池袋で暴走事故を起こした飯塚幸三被告(89)の初公判のニュースに涙を流してコメントした。
東京・池袋で昨年4月、乗用車が暴走して通行人を次々とはね、母子が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚被告は同日、東京地裁(下津健司裁判長)の初公判で起訴内容を否認し、無罪を主張した。被告は「心からおわび申し上げます」と謝罪した上で「アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶している。車に何らかの異常が発生し、暴走した」と述べた。弁護側は被告に過失はないとした。
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番組でこのニュースを取り上げ、コメントを求められた杉山さんは「本当にご遺族の気持ちを考えると言葉がないといいますか。私も同じくらいの子どもがいますので、当たり前にあった日常を突然このようなかたちで奪われるっていう。『本当に会社に行けなかった』って(ご遺族の)松永さんはおっしゃってましたけど、当たり前ですよね…」と下を向いた。
また、「実際に2人の方は帰ってこないんですけど」と言うと、堪え切れずに涙。「ただ、ご遺族の気持ちとしては『反省して、きちっと2人の命と向き合って』と言ってましたけど。それしなかったら、(ご遺族の)松永さんの気持ちが前に進めない」と訴えかけた。