将棋の羽生善治九段（５０）が豊島将之竜王（３０）に挑む第３３期竜王戦７番勝負の第１局は９日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で始まった。羽生九段は今シリーズで竜王を奪取すれば、通算タイトル獲得数が前人未到の１００期となる。
羽生九段は２０１８年末、竜王戦の防衛戦で敗れ、２７年ぶりに無冠に陥落。夢の大台を前に足踏みが続いていて、今回が約２年ぶりのタイトル戦登場となった。
１７年１２月、通算７期目の竜王を奪取して初の「永世七冠」を達成し、自身の通算タイトル獲得記録を９９期に更新した。だが、１８年の名人戦７番勝負、棋聖戦５番勝負、竜王戦７番勝負で敗れた。
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豊島竜王は前期のシリーズで初獲得した。今回、初防衛を目指す。注目の開幕戦は、公開での対局となった。竜王戦７番勝負は、２日制で持ち時間は各８時間。９日夕に封じ手をし、１０日朝に再開して同日夜に終局する見込み。