4月に死去した大林宣彦監督(享年82)の未発表短編作品が見つかり、15~18日にオンラインで開催される京都国際映画祭で上映されることが9日、分かった。
大林監督が劇場用映画デビューする約10年前にCMディレクターとして活躍していた1967年頃の作品とみられ、表題は「海外特派員 ある映像作家の場合」。16ミリフィルムで撮影された約13分の白黒作品で、同映画祭の大林監督特集のプロデューサーを務める長女で映画感想家、千茱萸(ちぐみ)さんが事務所の倉庫で発見した。
千茱萸さんは「近年の父の作風は『ドキュメンタリーで撮り、劇映画に仕上げる』と言われますが、半世紀前に原型が完成していたことに驚かされた」と話している。
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