北朝鮮は10日、朝鮮労働党創建75年を迎えた。朝鮮中央テレビは、軍事パレードが行われ、金正恩党委員長が閲兵し演説したと同日夜に報道。金正恩氏は敵対勢力の脅威を抑え込むため「戦争抑止力を引き続き強化していく」と述べた。
韓国軍合同参謀本部によると、平壌の金日成広場で同日未明に大規模な装備や人員を動員して行われた。未明の軍事パレード実施は異例。米韓情報当局は動員された兵器の種類について分析を進めている。
トランプ米大統領が再選を目指す11月の大統領選を控え、米国を狙う新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)を公開するかどうかが注目される。金正恩氏は対米関係については具体的に言及しなかった。
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演説で金正恩氏は人民への感謝を強調し、自身の努力と誠意が不足しているため「人民が生活の苦しさから抜け出せていない」と言及。国内に新型コロナウイルス感染者は「一人もいない」とも述べた。韓国に対しては、新型コロナを一日も早く克服し「北と南が手をつなぐ日が来ることを願う」と述べた。(共同)