将棋の第33期竜王戦7番勝負の第1局は9、10の両日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で指され、後手の豊島将之竜王(30)が52手の短手数で挑戦者の羽生善治九段(50)を破り、先勝した。豊島竜王は初防衛が懸かり、羽生九段は前人未到の通算タイトル100期を目指す。
羽生九段は2017年に竜王を奪取し、自身の通算タイトル獲得記録を99期に更新。だが、18年の名人戦、棋聖戦、竜王戦で敗れ、27年ぶりに無冠となった。大台を前に足踏みが続いている。
第2局は22、23日に名古屋市で行われる。竜王戦7番勝負は、2日制で持ち時間は各8時間。先に4勝を挙げた方がタイトルを獲得する。
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