北朝鮮は１０日、朝鮮労働党創建７５年を迎え、同日午前０時（日本時間同）から平壌の日成広場で大規模な軍事パレードを行った。金正恩党委員長が演説し、敵対勢力の脅威を抑え込むため「戦争抑止力を引き続き強化していく」と述べた。片側１１輪の車両に搭載された新型大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）とみられる同国最大級のミサイルも公開。核戦力増強を誇示した。
朝鮮中央テレビが１０日夜、軍事パレードの様子を放送した。未明のパレードは異例。中距離弾道ミサイル「火星１２」やＩＣＢＭ「火星１５」なども登場。公開された新型ＩＣＢＭの開発がどこまで進んでいるかは不明だ。米韓情報当局が詳しい分析を進めている。
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軍事パレードは建国７０年の２０１８年９月以来、約２年ぶり。経済が厳しさを増す中、軍事パレードで国威を発揚し、内部結束を図る狙いがあるとみられる。金正恩氏は対米関係については具体的に言及しなかった。１１月の大統領選で再選を目指すトランプ大統領に配慮した可能性がある。（共同）