子役出身で大学1年の俳優、加藤清史郎(19)が12日、東京都内で行われた米映画「グーニーズ」の製作35周年記念ブルーレイ発売イベントに出席した際、歌舞伎俳優、市川海老蔵(42)からもらった金言が俳優を続けるきっかけになったことを明かした。
1歳でデビューした加藤はトヨタのCM「こども店長」や2009年のNHK大河ドラマ「天地人」で主人公・直江兼続(妻夫木聡)の幼少期を演じてブレーク。その後もドラマや映画で活躍してきたが、中学から野球部に所属、将来は野球選手になるか俳優を続けるか迷っていたという。
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そんな中学1年のとき、舞台「六本木歌舞伎」のけいこ中、共演の海老蔵から「お前、将来どうするんだ」と聞かれた際、迷っていることを告白したという加藤。即座に海老蔵から「その(豊富な)キャリアをつぶしてまで野球選手になりたいのか。野球なら趣味でもできる」と助言され、それが俳優を続けるきっかけになったという。
加藤はこの日、「俳優を続ける覚悟を海老蔵さんがくださった」としみじみ述懐し、感謝。そのことが今年4月に日本の大学に入学するまでの3年間、俳優としての基礎を磨くために英語を学ぼうと英国の全寮制高校に留学したことにつながったという。
英会話は今、「(海外で)生活する分には困らないレベル」と明かした加藤。留学生活を振り返り「サッカー部に所属して精いっぱいやったし、ドラマスクールに通って即興の英語芝居もやりました」と充実の表情を見せた。さらに「将来はどんな役もこなせる役者になりたいし、子役のときと同様、楽しんでいきたい。大好きなラジオのパーソナリティーもやってみたいと思っています」と抱負も語った。
この日のイベントは、1980年代を代表する少年冒険映画の傑作「グーニーズ」の製作35周年を記念したブルーレイセット(発売中)のPRが目的。加藤もコロナ禍のステイホーム期間中にハマった1作だという。