まつもと泉さん追悼 漫画界も

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まつもと泉さん追悼 漫画界も
『きまぐれオレンジ☆ロード』単行本の書影『きまぐれオレンジ☆ロード』で知られる漫画家のまつもと泉さんが、死去したことが10月13日、公式サイトのブログで発表された。脳脊髄液減少症で闘病中だったが、10月6日に入院療養中の病院で亡くなったという。61歳だった。(ハフポスト日本版・安藤健二)

【漫画家仲間から相次いだ追悼ツイート】■『きまぐれオレンジ☆ロード』で一世を風靡。シリーズ累計部数は2000万部まつもとさんは1958年10月13日、富山県高岡市生まれ。1984年から週刊少年ジャンプで『きまぐれオレンジ☆ロード』を連載。超能力を持った一家に生まれた少年と、同級生の少女の恋愛をコミカルに描いて人気を博した。シリーズ累計発行部数は2000万部を突破。1987年にはアニメ化された。

ウレぴあ総研が掲載したプロフィールによると、1999年の「スーパージャンプ」誌の新連載開始前に原因不明の症状に悩まされ、活動を中断。2004年に脳脊髄液減少症であることが判明していたという。

愛媛県公式サイトによると「脳脊髄液減少症」は、頭部への強い外傷等が原因で脳脊髄液が漏れることにより、頭痛、めまいなどの様々な症状を引き起こす病気だという。■江口寿史さん「闘病されてるとは聞いていたが」まつもとさんの訃報に、漫画家仲間から追悼のツイートが相次いだ。

80年代に少年ジャンプで『ストップ!! ひばりくん!』を連載していた江口寿史さんは、「ジャンプのラブコメ路線を作った二人だよ」と紹介する2014年の2ショット写真を引用しつつ「闘病されてるとは聞いていたが、この時が最後になってしまった」と残念そうにツイートした。■河下水希さん「こんな女の子描きたいっていつも憧れていました」少年ジャンプのラブコメ漫画『いちご100%』で知られる河下水希さんも、「小学生の頃大好きだった作品」とした上で、「カッコよくて綺麗でおしゃれで繊細で可愛くて、こんな女の子描きたいっていつも憧れていました」と思い出を綴った。■甲斐谷忍さん「日本のラブコメ界の巨匠」「LIAR GAME」で知られる甲斐谷忍さんは、まつもとさんの出身地である富山県高岡市でサラリーマンをしていた時代に漫画家になることを決意した際に「周りから『漫画家目指すならまつもと泉先生のような大作家に!』と、いったい何人の人に言われたことか」と振り返った。

その上で「富山の至宝。いや日本のラブコメ界の巨匠。あまりに早すぎます」と追悼した。

[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – エンタメ まつもと泉さん追悼 漫画界も