政府の観光支援事業「Go To トラベル」の割引額を縮小していた旅行各社は13日午後、制限を解除し、元通りの条件で販売を再開した。国土交通省が予算枠追加の方針を示したため。制限期間中に購入した人は救済措置として、予約を取り直せば、元の割引額が適用される。国交省は今後、継続的に予算を配り、各社が割引内容を維持できるようにする。
野党はこの日、合同ヒアリングで政府の対応を追及。「旅行会社は事前に制限を報告していたのに、そのまま了承した」「東京追加で予約が相次ぐのは目に見えていた」などの声が出た。
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事業は旅行代金の50%相当を補助。うち35%分は代金から割り引かれ、国の制度上、宿泊なら1人当たりの上限は1泊1万4000円で、何度でも利用できる。
予約急増を受けて割引額の上限を3500円に引き下げていたヤフートラベル、じゃらんは上限を1万4000円に戻した。制限期間中に予約した人も取り直しで本来の条件が適用される。宿泊済みの場合、差額は返金されない。
1会員につき1回の利用に制限していた楽天トラベルも13日、何度でも使えるよう改めた。「準備が整った。政府方針に従って対応している」と説明している。