囲碁の第45期名人戦7番勝負の第5局は13、14の両日、静岡県熱海市で打たれ、挑戦者の井山裕太三冠(31)が178手で芝野虎丸名人(20)に白番中押し勝ちし、対戦成績4勝1敗で名人を奪還、棋聖、本因坊、天元と合わせ四冠となった。芝野前名人は王座、十段の二冠に後退した。
井山名人は昨年、十段と王座を失い五冠から三冠に後退したが、今年は棋聖、本因坊を防衛。今シリーズでは三冠で並んでいた芝野前名人を破り、四冠に復帰した。名人獲得は3期ぶり通算7度目。
井山名人は「(最近)タイトルを失うことが多かったので、一つ増やすことができて良かった」と話した。
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井山名人は、2日制対局の7番勝負で争う棋聖、名人、本因坊のタイトルを同時に保持する「大三冠」にも復帰した。井山名人の大三冠は2018年11月以来、約2年ぶりとなる。